日々算命学|ユキミツキ

愛猫2匹と暮らす占い師のつぶやきです

庫気刑について考察

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算命学の位相法(主に干支の支の組み合わせでみる)というのは、
現実的分野の占術であり、非常に占いの的中率が高いとされる分野といわれています。


その位相法の中のひとつに刑法があります。
刑法というのは、衝突・トラブル・争いごとの行為を起こしやすい組み合わせとなります。


ご自分の宿命に刑を持っている方は元々人と争いを起こしやすいものを自分の中に持っていますし、
後天運で刑が巡ってくる場合は、巡っている期間、人との争いを起こしやすい時期とみてとれます。


刑法には4種類あります。

庫気刑(北方刑)ー 親・上司・目上とのトラブル

生貴刑(南方刑)ー 子ども・部下・目下とのトラブル

旺気刑(東方刑)ー 友人・知人・同僚・他人とのトラブル

自刑(西方刑)ー 配偶者・補佐役とのトラブル


今日はその中の庫気刑について。


庫気刑は北方刑(北方は目上の場所)となりますので、
主に目上とのトラブルを起こしやすくなります。


庫気刑を宿命に持つ人の特徴として

・目上に対して恩義を知らず、無情に対処する

・物事の終わりにおいて目上とトラブルを起こしやすくなる

・仕事のためには情に流されず切り捨てていく

・通称「無情刑」


庫気刑を宿命に持っている方は頭の回転の早い人が多く、その分、目上や上司に対しても
尊敬できない部分が目についたり、自分よりも下に感じてしまったり、
自分だったらこうするのに、ということを直接的に本人にずばっと指摘してしまうことが
(それが的を射ているだけに)トラブルに繋がる可能性があります。


刑は自分から仕掛ける争いとなりますので、
それと意識することで、自分自身の努力によって争いを防ぐことが可能
となります。


本来、目上との関係の自然な姿というのは

常に目上の存在を意識し礼を欠かさないこと

目上から礼儀礼節を意識させられ、目上に礼を持って対応していくこと

目上から厳しさを与えられ、鍛えられること

そしていずれ目上を乗り越えていくこと

それが自分自身の成長にも繋がります。

私は宿命の中には庫気刑を始め刑は持っていないので、今まであまり意識していなかったのですが、
今月に入ってから、庫気刑の現象が如実にあらわれ、自分の命式を改めて見てみたところ、
年運と月運のダブルで庫気刑が巡っていました。
更に一生影響を与えると言われる大運の初旬にも庫気刑がいました。
なんとトリプル庫気刑

1月(トリプル庫気刑)に入ってからというもの、これを言ったら終わりだよね、
というセリフが喉元まで出かかっていました。


いつ言ってやろう、ぐらいの勢いでこの1ヶ月過ごしていましたが、
それと気づいたことで、理性(+情)で抑えギリギリのところで言わずにすみました。
今となれば言わなくて良かったと本当に思います。


トリプルで巡って初めて意識するとはかなり鈍いのではないかと自分でも呆れますが、
今回後天運で巡ってきたトリプル庫気刑により、自分自身の中の問題点が浮き彫りになりました。
一生影響を与える初旬に持っているということは、庫気刑が自身のひとつのテーマでもあるのですよね。

目上には礼を持って対応していくこと


戒めとして記しておきます。

 

<yukimiysuki.com 2022.1.29 Blog 複写>