自己確立

年運や大運で【貫索星】が巡っているときは、【自己確立の時期】ですよ、とお伝えすることがあります。
特に自分の命式に貫索星を持っていない方にとっては、自分の芯の部分、自分の土台について向き合う重要な時期でもあります。

【貫索星】は、守備本能に分類されます。
単独の守り、個人的平和、自我心（頑固さ）、マイペース、独立心、積み重ねの人生。

単独の守りになるので、協調性は低く保守的となりますが、周りに流されない強い意志を持ち自己のやり方を貫き通していく。

故に貫索星は頑固な星と言われたりしますが、個人的平和（自分の心の平和）を守る為の頑固さであれば、それは人にとって大切にしなければならない要素でもあります。
周囲に流されない強さを持つ、揺らぎない土台を持つと、周囲の言葉に惑わされることがなくなります。

貫索星を上手に発揮できると、とても頼りがいのある独立心旺盛な人物となります。
自分の意見ははっきり持っているが他者に押し付けるわけではない。
自己と他者の違いを受け入れる寛容さを持つことがポイントです。

貫索星を持つお子さんは、時にとても育てにくいと感じるかもしれません。
（人の言うことはききません）
だからと言って、頭ごなしに親のやり方を押し付けるのは厳禁です。
小さい頃から自分のことは自分で責任を持ってやらせる。
習い事でも自分からやりたいと言ったことを責任を持ってやらせる。
貫索星の子どもを過保護に育てることは厳禁です。

単なる頑固ものとなるか、責任感のある頼りがいのある人物となるかは、子どもの頃に育つ環境がとても重要になります。
お子さんが貫索星をお持ちの場合は、上手に自我を育ててあげてください。

冒頭に触れた、貫索星を持たない方、もしくは星の重なり（同じ星を二つ以上）を持たない方の場合。
年運で貫索星が巡るときは、特に己を知ることに意識を向けることをお勧めいたします。


貫索星が巡る年というのは、自分の日干が周っている年です。
今年は【辛丑年】なので、日干が【辛】の方は、貫索星が巡っています。
来年は【壬寅年】なので、日干が【壬】の方は【自己確立】を意識してみてください。

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