日々算命学|ユキミツキ

愛猫2匹と暮らす占い師のつぶやきです

ぱっとしない年?

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占い業界にも繁忙期と閑散期というものがあります。


占い館に所属していた頃の一番の繁忙期はやはり年始。
今年一年の運気を知りたい、占って欲しい、という方が
多くいらっしゃいます。


運試しやおみくじ的な感覚でいらっしゃる方も多いです。

 

今年も年明けの頃にいらっしゃったあるお客さまが

「毎年この時期(年初め)に来てるんです。」

とおっしゃるので、

「ありがとうございます。去年はどんな一年でしたか?」

とお聞きしたところ

「去年はここで、ぱっとしない年だと言われた。」

とおっしゃるので、少し驚き

「ぱっとしない年ですか?」

と聞き返したところ、

「去年も先生(私)に見てもらった。」

とそのお客さまがおっしゃるので、心底驚きました。

 

というのも、私は「ぱっとしない年」という言葉を
お客さまを前にして使ったことがない、と自信を持って言えるので
(私の中では、ぱっとしない年というものは存在しないので)

「本当に私でしたか?」

「ぱっとしない年という言葉を使っていました?」


と少しムキになって聞いてしまいました。(笑)

 

お話を伺う中で判明したのは、去年、

「仕事をバリバリ頑張りたい」

というお客さまに対して、私は

「自分が前に出るよりも、人を育てたり勉強をしたりすることに向いている年ですよ」

というようなことをお伝えしたのが、
仕事を最前線で頑張りたかったお客さまの中で 

 

仕事をバリバリする年ではない=ぱっとしない年

 

として捉えられたのだということでした。

 

そのお客さまは去年1年間「今年はぱっとしない年なんだ」と
思いながら過ごされたかと思うと、とても残念な気持ちになりました。

 

と同時に、私の伝え方にも問題があったのかしら、と反省もしつつ、
「ぱっとしない年というものはない」という話から
人にはそれぞれバイオリズムがあること、準備をする時期、がんばる時期、
自分のバイオリズムに合った時期を選ぶことの大切さ、etc..

 

去年のような誤解がないように言葉を尽くし、
(実際、時間の限られた占い館での占い、しかも繁忙期となると
そこまではお伝えできていないのが現状です)
今年の運勢をお伝えしたところ

 

「また来年も来ます。」と明るい笑顔で帰って行かれました。

 

占い館に所属している頃は、繁忙期だと1日に20人のお客様の鑑定をする
ということをしていて、たくさんのお客さまに出会えることは楽しさもあり
勉強にもなりましたが、流れ作業のような鑑定はどうにも性に合わない。
という葛藤も抱えていました。

 

鑑定する人数は限られても、その分ひとりひとりのお客さまと
じっくり向き合える今のスタイルが私には合っているようです。

 

<yukimitsuki.com 2021.5.20 Blog 複写>