日々算命学|ユキミツキ

愛猫2匹と暮らす占い師のつぶやきです

どうして占い師になったの?

f:id:yukimitsuki-sanmei:20210713191513j:plain

 

「どうして占い師になったんですか?」

 

占い館に所属している頃に、鑑定中のお客さまからそんな質問をされたことがあります。
(ご自分のご相談をしにいらしたのに、私に興味を持って下さりありがとうございます)

 

「自分のことが知りたくて勉強をはじめたんですよ」
そんな風にお答えした記憶があります。

 

他の鑑定師さんを見ていても、どこか自分の生き方に苦しみや葛藤を抱えていて、
自分を知る為にお勉強を始めて、それが高じて占いを仕事にされている方が
多かったような印象があります。

 

スタートは「自分のため」かもしれませんが、勉強が進み知識がついてくると、
その知識を生かして「鑑定したい」という気持ちが出てくるのは必然な気がします。
知識が深まる程に、それを駆使して鑑定をしたい、全て伝えたい、当たっていると言われたい、
という気持ちが出てくる時期もあるようです。
(鑑定技術ばかりに走るとそういう傾向があるように思います)

 

心を置き去りにした鑑定は不安を煽るばかりのとても怖い鑑定になります。

 

ただ、そういう鑑定を望む方もいらっしゃるので、善し悪しを一概には言えませんし、
結局は鑑定師との相性だったりもします。
実際、怖いことや不安になるようなことを言って欲しい、
ご自分から心配の種を探しているような方は一定数いらっしゃいました。


私の前にそういう方がいらした場合には
「思考は現実を引き寄せますよ」とだけお伝えしています。

 

私が鑑定をする前に必ず目を通し心に留めている言葉があります。

 

『自ら語ることを恐れ、問わるることを恐れよ。
 占者が恐れを忘れたときこそ悪魔と化すのみである。
 占者は神の僕ではない。
 神仏も人間も大宇宙の範疇にいる。』

 

—人間をこの世の中に送り出したものこそ大宇宙の神であり、
生まれたことそのものが運命であると言えます。
その運命を知ろうとするものは常に宇宙に対し自然に対し、
そして神に対しての「おそれ」を持っていなければなりません。
なぜならば人の運命を予知、予測するという行為は、身は人間でありながら、
その行為は神の領域にまで立ち入ることになるからです。—(算命学教科書より)

 

算命学を学ぶ者として肝に銘じております。

 

<yukimitsuki.com 2021.4.25 Blog 複写>