最も尊い星

2021全米女子オープン（女子ゴルフのメジャー大会）で優勝した笹生優花選手。
おめでとうございます。

去年プロ1年目にして国内初優勝をした試合で、笹生選手の存在を知りました。
彼女のプレーに惹きつけられファンになり（まさに一目惚れ）
それ以来注目し応援していたので、今回の優勝は本当に嬉しかったです。

笹生選手はスケールの大きいゴルフをされるので、見ていて楽しいしわくわくする。
応援せずにはいられなくなる選手です。

試合後のインタビューでは

「楽しくゴルフができました」
「明日も楽しんで自分のゴルフをしたいです」

必ず　”楽しい”　というワードが出てきます。

このセリフ、優勝したときはもちろん、予選落ちした試合でも一貫しているんです。

勝ちに拘らないようにも見える淡々としたそのプレースタイルに、解説者の方は

「もっと闘志みたいなものを出していってもいい」

なんてコメントされていたこともありましたが、外に出さないだけで、
内に秘めている闘争心、勝ちにこだわる（世界一になりたい）気持ちというのは
相当にあったのだろうと、今回の彼女の涙（メジャー優勝時）を見て感じました。

さて、算命学では精神性の星を十大主星（10種類の星）でみていきますが、
彼女の本質、精神性の真ん中に持っている星というのが
十大主星中最も尊いと言われている「司禄星」という星です。

司禄星は引力本能の星です。

急ぐことなく怠けることなく毎日毎日を積み重ね蓄積していく。
積み重ねが大きなエネルギーとなり、どんな人生の嵐にも崩れることのない世界を作り出す。
真面目で堅実、平凡、常識的。

それが司禄星の持つ世界観です。

この「積み重ね」こそが、最も尊いと云われる所以です。

笹生選手の持っている他の十大主星を簡単に説明すると
（本来はもっと深く色々な意味合いがあります）

世界一になりたいという壮大な夢を抱き、
コツコツ頑張り続けることができる、努力の人。（司禄星）
そして楽しむことを忘れない。（鳳閣星）
ぶれることのない自分の信念を貫き通し、（貫索星）
最大の自尊心と自制心を持つ人。（牽牛星）

算命学で云われる、運勢を稼働させるためには

宿命を受け入れ
環境を整え
夢を抱き
それに向かって努力をする

それが全てカチッとはまったとき、今回の笹生選手のような壮大な夢を叶えることができるのだなと感じました。

特筆すべきは、お父さまの存在もありますね。

8歳の頃に「女子プロゴルファーになって世界一になりたい」と言った娘に厳しいトレーニングを課し、環境を整えて、ご自分の人脈も駆使し、全力で娘の夢を叶えさせる為に二人三脚で歩んできたお父さま。

笹生選手のお父さまの言葉で印象的だったのは

「子どもの夢を叶えさせるのが目的だったから、やっとできた」

とかく、自分が叶えられなかった夢を子どもに託す、強要する、という親御さんも少なくない中、子どもが自発的に抱いた夢を心から応援し、精神的に支えてくれた父親の存在というのは
とても大きかったのではないかと思います。

今後アメリカを主戦場とするであろう笹生選手。
もしかしてお父さまがされてきたコーチの役割も、他の方にバトンタッチの時期でしょうか。


「自分が幸せになるためにプレーしている」という笹生選手を、これからも応援していきます。

<yukimitsuki.com 2021.6.11 Blog 複写>